FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

角掛さんを囲んで

昨日は夕方から角掛さんを囲んで・・・。
銀花の場合は作り手を肴に(関西風ならアテ)して、
暑い日だったので、ビールを美味しくいただきました。

参加者はお客様を中心に、
同世代の陶芸家、版画家から、
角掛さんには母親ぐらいの年齢の方まで。
少人数ですから、くだけた感じの宴になしました。

tnkkk.p.jpg


ギャラリーに作り手がいて、
お客さまと接する機会は、
やりとりを伺っていて、
それぞれの意見や思いが、
会話を通して近づいて、相互理解につながります。
おおよそ双方を知るぼくには、
ぼくとの対峙では伺いしれないことが滲んで、
なかなか、勉強になるのですが・・・・。
これが少々アルコールが入ることで、
会話の距離感が縮まり、
ますますおもしろみが増します。

角掛さんは陶芸家としてだけでなく、
営みとして“うつわ”作りをしている暮らし全体の話に及び、
たとえば昨日も出ましたが、
今のお住まいのお家賃がともかく破格。
今ぼくが荻窪で借りている駐車場料金で2件借りられる金額には、
全員が唖然。

おおよそ、物作りは良い環境に住んでいて・・・。
そう、あまり都市部ではないところということもあって、
住まいの広さも半端ではない・・・。
そういう方が多いですね。
うらやましかぎりです。

確かに、東京の物価指数の高さは、
世界一だそうですから・・・。
何とも。
その物価指数が仮に高くても、
それに見返る分の、
心の豊かさは・・・・どうなのでしょうね。
そのあたりが豊かなら、少し納得もするのですがね。
年老いて来たせいか・・・、
昔は良かったモードに拍車がかかっているのか、
小さな商いをして社会と接している程度でも、
平均的な心の豊かさは乏しくなっているのではと、
危惧してしまいます。

マナーや人を敬う気持ちが、
何か違う方向へ・・・。
敬語を使えなくても・・・人のこと言えないぼくですから、
いいとして、目上でも目下でもフレンドリーでも。
でも、他人を人として尊重する気構えが薄れているような。
それどころか、自分本位。自己中。
なんだか悲しくなってきます。

話をもどして、
距離感が縮まり、話の範囲も広がり、
だんだん複数の会話が、
同時に飛び交うようになってきました。
そうなると、少し距離をおいて、
全般を聞きたくなるぼく。
そんな中で角掛さんに改めて感じたこと。

きっちり、カチっとした作風から皆さんイメージしていた風貌とは
どうもギャップがあったようですね。
ぼくに見えた風貌は、柔らかなスタンスの穏やかな青年(35歳かな)。
もしかしたら、ロクロの前にいるより、
大好きなパチンコ台の前に座っていた方が、
自然って思わせちゃうようかもしれませんね。

話しぶりも、知ったかぶりしない。
庶民派を行ってる。
こだわってない・・風。
あまり考えずに作っている。
という、雰囲気を出していますが、
ご本人も本当にそう思っているのかもしれませんが、
一口にいって仕舞えば、淡々としていて、
控えめな性格なだけです。
逆に言えば、「プロとして当たり前の仕事してるだけです」
って思っているのでしょう。
その通りなのです。
角掛さんは、“うつわ”作りを仕事にしている、
普通の35歳の気持ちのよい青年なんです。

この普通には、心が貧しくなく、
マナーを心得、人を敬うゆとりがあると言う意味です。

ぼくには楽しい宴でした。
              閑庵

tnkkkanban.jpg

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/51-cec98c53
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)