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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

透ける

日本の夏の装いに、
絽や紗といった透ける質感の織布がある。
上布も、張り感があり、
ままするとそれも、わずかに透ける。

すだれ、よしず、蚊帳(かや)なども、
同様に透明ではなく、透ける感覚が、
風が通し流れるイメージが、
涼やかさをイメージして、
夏の夏の小道具として使われるのでしょう。

こうした和の文化から生まれた、
夏の素材に、透ける素材感が求める感覚が、
明治以降に暮らしのなかで、
ガラスが使い始められたときに、
夏の器として積極的に取り入れられたのでしょう。

natu405.jpg


ガラスでも、クリスタルのように、
透明感が高いガラスよりも、
ソーダガラスを吹いて作った揺らぎや、
微妙な色合いや、アワや、モールや、カットなどが、
絽や紗やすだれのように、
透明ではなく、透ける感覚を覚えます。

そんな和の器が、
アンティークによく見られるのも、
たぶん、透明ではなく、透ける感覚が好まれたからだと、
ぼくは思っています。
 
             甘庵

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