一番人気の丸型以外にも安定感の平形や、
初めに作られた瓶子型などがありります。
どれもスルスルっと注げてスパッとキレますが、
なかでもご紹介するなすび型は、
注ぎ具合のコントロールが一番しやすいタイプです。

加藤財 ポット 黒なすび 13,200円
容積420cc
下膨れの形から安定感もあって、
ポットとしては馴染みのある形で、
インパクトが薄く感じているかもしれませんが、
それは逆に使い勝手の良い証でもあります。

店頭で試していただいているときに、
丸型や平形よりも背の高いプロポーションゆえに、
注ぎやすさの例としてお話しするのですが、
昭和の喫茶店でコーヒーをドリップする時に、
ホーローのポットで注いでいましたが、
ちょうど同じようなバランスのプロポーションです。

それはバランスのプロポーションが、
細くゆっくりと注ぐのに、
コントロールしやすい形だから、
使われていました。

今は金気を嫌うためのホーローがステンレスになり、
よりドリップに特化した形の注ぎ口を持つ、
専用のポットが作られて使われていますが、
それも基本のバランスは重なる部分があります。
なすび型を見直してみていただくと、
上品なフォルムと財ポットの繊細な作りで、
飽きのこない使い勝手のよいポットと、
理解していただけると思います。
甘庵
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