FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

細やかな納まり

ディテールは、考えて生み出され、
工夫と巧みな手作業で形になります。
これは作り手の感性とキャラが一番良くわかる部分でもあります。
まずは、このディテールを見てください。

mrk492.jpg


村木律夫さんの急須の「ス=茶こし」の部分です。
何とも均一な丁寧な作業が見て取れます。
若い同業の作り手たちが、
目をみはり、凝視し、感嘆の声が漏れるのは、
その「ス」に綺麗に釉薬がかかっていることです。
これは、タイミングなどを含めた、達者な施釉の技が、
あってこそ出来ることで、
無意識に釉薬をかけると、穴が全部埋まってしまったりします。
痛い経験から、それをさけることや、注意することに、
普通の作り手は意識が行きます。
当然、殆ど釉薬をかけないようなデテールになります。
あるいは、もっと大きな穴にするとか、
穴を少なくするとか・・・。
村木さんにしてみれば、苦でないのは、
技もさることながら、
たぶんに真面目な性格が幸いしているようです。

mrk493.jpg


いずれにしても、
通常は見ないような部分まで、
村木さんの器は、手が掛けられ、
綺麗に納めています。

理にかなったディテールで綺麗に仕上げることと、
「納める」と一言で職人さんたちは言っていました。
村木さんの器は、あっさり、さりげなく、なにげなく、
仕上げているようですが、
熟考された納まりで、納まっています。
実に細やかな納まりの仕事です。

             甘庵

皆様のクリックは励みになります。

人気blogランキングへ

にほんブログ村 美術ブログ

bloog.jp へ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/518-8644e3e4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)