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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

澄んだ素地と静かな泡

雨上がりの新緑がキラキラしている荻窪です。
気持ちの良い日曜日ですが、
この後は夏日にまでなりそうです。
水分補給の心がけをする季節になりました。

23arakawa_0412.jpg
荒川尚也 Dip皿 小 4,400円
径16.5cm~H18cm径1.7cm~2.2cm


今日は荒川尚也さんのDip皿小をご紹介します。
荒川さんのガラス器の一番の特徴になる、
澄んだ素地が生きていくる静かな泡の点文が、
見込みから三方向へ施されています。

23arakawa_0413.jpg

ヨーグルトカップと同じ手法の、
まだ柔らかい素地に等間隔に凹みをつけて、
みが素地に馴染んで今わないうちに、
ガラスを被せて凹んだ分の空気を閉じ込めて、
連続する点文を作っています。

23arakawa_0416.jpg


炭酸ガスを発砲させて描いている、
荒川さんの多くの華やかなアワ文に比べて、
静寂を感じるアワ文になります。

23arakawa_0414.jpg

その分素地の魅力をより感じ取れて、
熱く溶けたガラスに息を吹き込んで膨らませ、
巧みな技で皿の形に作っていく、
動きのある工程が垣間見えます。

23arakawa_0415.jpg

シンプルな構成デザインだからこそ、
盛り付ける料理が美味しそうに映えて、
色々と試して使うのが楽しくなる皿です。

               甘庵
  

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テーマ:日用品・生活雑貨 - ジャンル:ライフ

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