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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

裏をみせちゃいます

茶道で茶碗を拝見することが許されています。
それは、高台やいとじりと言われる、
茶碗の畳付きの部分は、作り手の技量や、
彫刻的な感性がよく見えるからです。

ロクロでも、タタラ作りでも、(注1)
全体やフォルムを作り出すときは、
膨らませたり、伸ばす仕事ですが、
高台周りの仕事は、逆に削り取り仕事です。
ちょうど、木彫や石彫の仕事ににています。
もちろん、木や石とは違いますが、
柔らかい、ねばる、ざくざく、もさもさ、
削るときの土の個性はそれぞれです。

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角掛さんの土への感性を見てみてください。
ほとんど釉薬で隠すもの、
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土がはっきり見えているもの、
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化粧土が見え隠れしているもの、
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削った後があるもの、
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釉薬と土が反応して金属のようにみえるもの、
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糸で切ったままのもの、
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窯の棚板について仕舞わないように、
貝で浮かせた貝のめあとが見えるもの、
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それぞれ変化はさまざまで、楽しめますよ。
これらは本来、お嫁に行ったときの、
オーナーの役得。
そうです、だから好きな“うつわ”を洗うのは、
結構楽しいことの一つなんですよ。
                閑庵
注1:タタラ作りというのは、粘土を板状にして、
   型で作り出したり、組み立てたりする仕事です。裏をみせちゃいます

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