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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

麦芽とホップから釉薬

自分で作った灰から生み出されているそうです。

手に入った、藁や樹や竹などだけでなく、
道路の拡幅で伐採される生け垣を、
全部燃やして灰にして、使っていたりもしたそうです。

おおかたの作り手が、灰なども身の回りに無かったり、
燃やす手間から、買うことになっている現状のなか、
「そういうの好きなんです」と、
楽しそうにお話になっていました。

mrk495.jpg


少し青みがかったこのポットとマグの、
「しのぎ」といわれる、
材料にケイ酸分が多い時にでる、
釉のなだれが見えて、はじめは、
「藁白といわれる藁でつくられたのかな?
随分と、品が良い色合いに仕上がっているなー」と、
思っていたら、違いました。

これは、麦芽とホップの灰が主役の釉薬だそうです。
村木さんのお宅の近くにある、
地ビールの工場でビールを作るときにでた、
湿ったままの絞りかすをもらってきて、
燃やして作った灰で調合しているそうです。
面倒な作業だと思います。

柔らかで、穏やかで、とても上品な釉薬に仕上がっています。
調合を聞いていても、
昨日のチョークのように、
とても大らかに調合なさっているようです。
天然の材料で調合されるので、
もともと揺らぎがあるので、
厳密なことを追求するのではなく、
自然のもっている個性や存在感を、
そのまま器の表情に反映させていらしゃるようですね。

このあたりが、かっちりしたロクロ仕事でありながら、
手に取ったときに、温かみを感じる秘密のようです。
 
                 甘庵


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