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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

財ポットの始まりの形

今日ご紹介するのは加藤財さんのポット白瓶子です。
整った丸いフォルムが財ポットの人気です。
その姿とはべつのタイプと思われがちですが、
実はこの瓶子型こそが財ポットのはじまりの形で、
丸さや隅々までの行き届いた納まりなども、
これがオリジナルの形であり原型です。

22kato_0392.jpg
加藤財 ポット 白瓶子 13,200円
容積300cc


それまで急須だけを作られていた加藤さんへ、
「煎茶以外の茶葉のため容積の大きなものを」という、
多くのファンからの声があり、
はじめてポットを作ったときに、
自分らしいオリジナルの形をと作られました。

22kato_0393.jpg

その後に容積をもっと増やすため、
丸い急須の相似的で大きくした丸型や、
安定感をより増やす茄子型などが増えていきました。

22kato_0394.jpg

大きい容積は丸型に任せて、
瓶子型の存在はフォルムの美しさをより追求し、
使い方も急須よりも容積多く、
ポットよりも少なめの位置を担当している形です。

22kato_0395.jpg

やきものの古典的な形としての、
梅瓶をリスペクトしてつくられたそうです。
気品のある美しい道具としての、
存在感があるポットだと思います。

                甘庵
   

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