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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

彫って描く

チョーク絵は村木律夫さんの顔になっていますが、
彫って描かれた文様も、
動きと力があって、ぼくのお気に入りです。

mrk522.jpg


左の汲み出しは、素地に粉引の化粧掛けをしたところで、
化粧土が乾かないうちに素早く、リズミカルに、
素地までしごき取って、彫りあとを文様にしています。

右の魚文の湯呑みは、これも素地に粉引を施し、
その上に、鉄絵で魚や水玉の輪郭を描きます。
この時点では、たぶん見ても魚とは想像しにくいくらいだと思います。
またまた、粘りのある乾かないうちに、
魚の鱗や、エラや目をしっかりと、
しかも素早く線彫りで描いていっています。

筆で描くことは、細かな表現を出しやすいのですが、
平面的な表現になってしまうこともあります。
彫って描くことは、
細かな表現を施しにくくても、
立体的な表現力をもっています。

村木さんは、そのあたりを良く心得ていて、
どちらも、リズミカルでスピード感あり、
迷いのない彫り後に仕上がり、
軽やかな連続文は、装飾でありながらも器の地肌になっていて、
魚は、水のなかに生き生きして見えるのだと思います。

                 甘庵

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