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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

重さと好感度

ガラスには独特の質感がありますね。
手に触れた時に、均一な量感と触感があります。

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ガラスは通常はムラのない一種類の素材で作られていて、
比重も平均的なやきものや漆器より重く、
(やきもののなかでは、磁器の比重が大きいですがそれより少し大きいです)
構造的にも程度の厚みが必要です。
そのため、手に持った時に独特の量感になります。
それでも、それに違和感をもたれる方は少ないと思います。
むしろ、ひやりとしてちょっと手に来る重さが、
なんだかリッチに感じる時さえあるのは、
ガラスの持つ魅力なのでしょうね。

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“うつわ”は時として、必要以上に重いときには、
「ロクロ下手なのでは?」とか、
「木地が良くないのでは?」などとか、
思ってしまうことがあります。
ぼくなどは、重厚なタンブラーに、
大きめの氷りを入れて、
モルトウイスキーを注ぎ、
手にしたとに感じる重量感には、
言い難い満足感を覚えます。

希薄でない質量のある物を持てる、
心地よさは、どこから来るのかわかりませんが、
明らかに、今で言うところのセレブな喜びなのでしょう。

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ただこれは、男性が多く感じる感覚なのかもしれませんね。
現在の消費者の多くが女性ですから、
是非、そのあたりのご意見を伺いたいところです。

たしかに、グラス、小鉢、ボウルなどの、
日常的な物は、利便性や使い勝手から、
そこそこの重さになるようにデザインされています。
香水瓶、花器、酒器、コンポート的な鉢などは、
「ガラスの固まり」という量感にあふれたものが多く、
重量感、質量感がそれぞれの魅力になっています。

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ガラスは重くても好感度が減るわけではなく、
重いなりのデザインや目的に叶うものなら、
むしろ適度な重さが心地よさとして受け入れれて、
好感度をもたれます。

この点はやはり他の“うつわ”とは違う、
“ガラスのうつわ”の魅力のひとつなのでしょう。
          
                  閑庵

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