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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

食器の収納性

器好きの方にとっての、
2大悩みは・・・。
欲しい物が次から次、でも予算には限度がある。
限られた予算の中で、いかに自分の暮らしの中で、
生きて来る器を選ぶか?

そしてもう一つ。
器の収納。
これは特に長い器ファンにとっての、差し迫った命題です。

って、どちらもぼくの悩みかもしれませんね。

きっと予算の悩みは、
いくら予算が拡大しても、
人の欲望や暮らし方の変化できりがなく,
追いつくことは、難しいのかもしれませんね。
でもだからこそ、生きていき暮らしていくなかで、
楽しみや、勢いやエネルギーに大きく関わっていると思います。
まさに、エネルギー摂取である食べることに関わり、
加えて、お気に入りの器なら、心を潤しながら、
それがかなうのですから、大切なゆとりだと思っています。

一方の収納は、日本という国土からくる問題でもあります。
それは食器棚の大きさにまで関わるからで、
さらに、上にも書いたように、器好きには、
新しい食器は食べ物のように必要になっていく、
そんな気持ちから、減ることは難しいことでしょう。
となれば、日常使いの器には、
収納性が、絶対的に要求されます。
これには、目に見えて分かりやすい解決方法として、
まず、重なりの好い食器を選ぶことです。
スタッキングといい、最小限の立体スペースになるように、
同じ器が重なることです。

inagaki377.jpg


稲垣さんの食器の多くは、
日常の器なので、スタッキングには大変優れています。
というか、しっかり計画して作られています。

inagaki376.jpg


平たい皿ばかりではなく、
カップや鉢も大きさや用途により、
食器棚の棚の感覚を意識しながら、
納まるように作られています。

そのくせ、どれをとっても、
一つで見たときに、重なるデザインが、
器のフォルムの足手まといなっているようには、
決して感じません。
それどころか、綺麗な自由なデザインのフォルムから、
重なりの良さに感心するくらいです。

inagaki378.jpg


これは、轆轤を挽く時や、
器のデザインをするときに、
バラバラに考えているのではなく、
はじめから、作り手稲垣さんの頭の中に組み込まれているのかもしれませんね。
もしかしたら、マグならコーヒーやミルクが入る形にハンドルがあるように、
片口なら液体がはいって注ぎやすいように注ぎ口を作っていく。
器の性能や性質として改めて意識するのではなく、
はじめから組み込まれているようです。

自然でいて、スマートなスタッキングです。

                   甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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