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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

同じ匂いの兄弟弟子

清流を瞬時に固めて切り取ったようは荒川尚也さんの四方杯。
遠く遙か彼方の懐かしきガラスを想わせる巳亦敬一さんの色ガラス小鉢。
全く違うような二人の作風ですが、
うつわとして使ったときに、同じ風が流れます。
同じ匂いを感じます。
それは、心地よさであり、安心感であり、
色気であり、楽しさであり、何より個性です。
実はお二人は、「同じ釜の飯を食った」
・・・いわば兄弟弟子になります。
札幌にある巳亦さんの仕事場は、
敬一さんで3代目のガラス工場です。
荒川さんも天下の北大では全く違う畑の勉強をしながらガラスの世界に魅せられて、
この工場の門をたたいたと聞いています。
その時の親分が、二代目の巳亦さんのお父さんになります。
そう離れていない年もあって、共にそこで仕事を覚えていった、
あるいは遊びや、工芸論も戦わせたのかもしれません。
それぞれが全く違う個性で、それぞれのガラスを表現している今。
二人の仕事を四半世紀見つめてきて、感じることは、
底辺にある何かが同じなのではないかと、
だからこそ、それぞれの違った方向性のなかに、
ばくは同じ風を感じるのだと思っています。

         閑庵

glass.br.jpg

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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