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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

四季が生んだ杢目の美しさ

南木曾(なぎそ)で制作している松室重裕さんの、
楓拭き漆箱です。

box732.jpg

ぼくの撮影腕前と画像サイズから、
いまいち杢目の美しさをお伝え出来ないのが残念ですが、
実物を手に取ると、
手に吸い付く感じがします。
きめ細やかな素地を感じ取れる繊細な木地轆轤の技と、
その肌合いを生かす丁寧な拭き漆で、
日本の四季が生み出した楓の杢目の美しさを、
最大限に引き出しています。

楓は紅葉の美しさでも私たちを楽しませてくれますが、
加工材としても、緻密な木質で、白く上品な肌と、
しとやかな杢目の美しさから、
長く愛されてきました。

box736.jpg


松室さんは木地師として、
杢目を生かした仕事で評を得ていますが、
今まで荻窪「銀花」では、
日常に使いやすく丈夫な漆器を多く提供していただいてきました。
今回の箱展では、本来のお仕事の技を見せていただいています。
一口に言えば、心が貴族であってこそ、
受け取れる仕事です。

box734.jpg

拭き漆は、名の通り、
漆を拭き取りながら塗り重ねる仕事で、
皮膜層が薄く、艶やかでいながらも、
樹種それぞれの、杢目の美しさを引き出す仕事です。
皮膜層が薄いため、ばんばん洗ったり、
スリスリこすったりには、向きません。

少し心を貴族に持って、
掌で包み込み、作品に耳を傾ければ、
長い時を風雪に耐えて、
美しい杢目が生み出された時の流れを語る声が、
聞こえてきますよ。

と・・・・妄想うつわ好きオヤヂの戯言です。

               甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

甘庵

箱からイメージすることがらの中でも、
プレゼント、宝石箱、宝箱なんて、
アクセサリーや光り物が出てきそうですものね。
そりゃーいかにも中には、凄い物はいっているぞ~、
っていう感じがあってもいいですよね。
箱展で出会った方たちにとって、
自分にとっての大切な宝物入れになってくれるといいな~。

すりすり

すりすりでも中にアクセサリーhttp://blog74.fc2.com/image/icon/e/72.gif" alt="" width="14" height="15">を入れたら外側も光http://blog74.fc2.com/image/icon/e/267.gif" alt="" width="14" height="15">ものっぽくて頬ですりすりしたくなりそーhttp://blog74.fc2.com/image/icon/e/349.gif" alt="" width="14" height="15">
宝もの入れに合いそうかもhttp://blog74.fc2.com/image/icon/e/814.gif" alt="" width="14" height="15">

  • 2007/01/08(月) 23:30:01 |
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