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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

本物が残るのはむずかしい

「森くみ子さんの藍は本物です」
こういう言い方するのがいやで、妙に突っ張って、
「手を抜かないあたりまえの藍です」
といっていました。
広報活動としては、失格なのはわかっているのですが、
いつまで経っても青いぼくは、
そこらあたりの表現がすべてストレート過ぎて、
意味なく反感を買ったり、
不本意に傷つけたりもしてしまっていました。
反省はしています。なかなか直らないけど。

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でも、本当のところを伝えたいという気持ちだけで一杯でした。
本来当たり前の仕事であって、
それを売りにするのが潔くないと・・・。
でもそれは、森さんのサイドでの問題で、
橋渡しのぼくは、少しは媚びを売ろうが、
微笑み絶やさないようにして、
「NO」ばかりではなく、ちゃんと「YES」も言えないと。
良いとわかっているのだか、
まずは手に取ってもらい使ってもらえば、
必ずファンになってもらってきたのだから、
この際だましてでなんでも・・・。
そのぐらいでないといけないんですよね。
やっぱり反省。

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昨年の銀花での企画展の後に、
森さんの大切な心の支えの方が急に亡くなり、
仕事のパートナーが事情でおやめになり、
なかなかスタッフが育っていかない・・・。
本当に一気に色々がありました。

15回企画展を続けてくださって、
本当に手を抜いていない仕事を、真剣に続けてきたことを、
しっかり見せてもらいました。

すくも(タデ藍を発酵させた藍染めの元です)を、
ふすまと木灰のアクでたています。
それ以外は何も手を加えません。
藍分をスムーズに出すために、
お酒や水飴をいれたり、ハイドロなど使ったりしません。
地道に長く出てくる藍分を、
何度も何度も布をつけて、染めて行きます。

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濃い藍分で一気に染めたものと、
ちょっと見た感じは変わらないのですが、
長く使っていき、何度も水をくぐり、
灰のアクがだんだん抜けて、
藍の色がどんどん澄んできます。
実態感としてぼくも、少し使わせてもらっていますが。
使ってくださっているお客様が、
身につけて来てくださるスカーフや服が、
10年目あたりから、ぐーんと冴えた色合いになってきました。
うーん。
こういうのは、なかなかわかってもらえないですよね。

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ともかく、昨年はいろいろ合って、
現状として、とりあえず、森さんは来年以降の活動を、
見直し、検討し、整理する段階にきています。
良い先を期待したいのですが・・・。
荻窪銀花での確実な予定は今回の企画展までです。
ともかく、藍の色を見てみてください。
皆さんの応援をお願いします。
たくさんの理解者の声は、
きっと森さんを勇気づけます。

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何でもない、本物の仕事に是非ふれてみてください。

          閑庵

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