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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

財を輸送

今日は山梨県都留市の「もえぎ」さんに出かけて、
模様替えをしてきました。

冬枯れの山肌は、白く雪化粧されていましたが、
冬の薄日が差す車のなかは暖かく、
風もなくて、穏やかなドライブでした。

年末から開催していた、
加藤財さんの急須とポットを片づけて、
箱展を飾り付けてきました。

もえぎさんでの加藤財急須ポット展の開催を、
HPやブログでのご紹介をご覧になって、
お出かけくださったお客さまもいらしたと、
話を伺い、ご紹介のかいがありました。
ありがとうございます。

持ち帰ったその財急須を検品、梱包、再構成して、
今日、次の開催場所の「宮城県加美町の藍學舎」さんへ発送します。
前は、中新田という街でしたが、
合併して町の名が変わりました。
仙台から小一時間の場所です。
藍學舎と書いて、「らんがくしゃ」と読みます。
工芸ギャラリーで、カフェも併設しています。

お近くの方は、
ぜひ、お出かけいただいて、
財急須を直に手にとってください。
小さいけどなかなかおもしろい街で、
小さな美術館が2館あります。

財急須だけでなく、
作り手たちが心をもめて作った器や作品は、
どれも、ぼくには宝物。
作り手の気持ちをくみ取って、
飾り付けをするのは、表に見える仕事ですが、
輸送に関しての仕事は、
地味ですけど、本当に愛情が必要な仕事です。
作り手からの梱包を見ると、
なんだか作品作りが見えてきますね。

自分のものでも・・・自分のものだけど、
出会いがあるまで、大切にと、
そんな気持ちがはっきりと、
梱包作業で想像が付きます。
もちろん、気持ちだけあってもだめで、
押さえどころ勘所をきちんとしないと、
破損や欠損の原因になります。

ぼくなどにも、それなりにノウハウがありますが、
その基本はやはり器や作品への愛情が、
やはり大切で、物を言う力になります。

今日も、心を込めて・・はや技で、
財を・・・財急須ポットを、梱包発送しました。

               甘庵


もえぎ: 日曜定休
山梨県都留市上谷6-13-35
TEL:0554-43-7347

藍學舎:  月曜定休
宮城県加美郡加美町字西町78
TEL:0229-63-4739



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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

宝物は

いろいろありますが、中でも素敵なものは、
自分の心の宝物。
使って飽きず、使うほど良くなる器は宝物。
それを判断するのは、心ですよね。
心に響くお気に入りの器は、宝物ですね。

どこのお店も大判小判がざっくざくのhttp://blog74.fc2.com/image/icon/e/233.gif" alt="" width="14" height="15">http://blog74.fc2.com/image/icon/e/354.gif" alt="" width="14" height="15">宝、財の山だね。素敵で興味深いです。http://blog74.fc2.com/image/icon/e/349.gif" alt="" width="14" height="15">

  • 2007/01/24(水) 21:18:11 |
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