「銀花」に詰めてくれました。
前日に窯のある兵庫県和田山から宝塚の実家にまで車で移動しておいて、
初日朝に新幹線で「銀花」に来てくれました。
都合3-4日間は仕事ができません。
ところが、そうなると、光藤さん大好きな轆轤挽きも、
乾いて高台を削ることが出来ませんから、
さらに、数日前まで仕事をお休みするそうです。
そこで、家にあるのに使ってなかったDVDで、
映画鑑賞の休日にしようと思い立ったようです。
となると、まずDVDを借りないといけない。
全く映画を見ないという光藤さん。
さて、何を借りるか?
その辺りを、フォローしてくれるブレーンはいるようです。
光藤さんの話ぶりからすれば、
後輩である木工家のN氏あたりではないかと?
そこは、真面目なN氏のこと、
簡単な解説とおすすめリストを作ってくれたようですよ。
さらにさらに、DVDを鑑賞中の光藤さん。
たまたまその日、家の庭に作業に来ていた職人さんがいて、
気弱な光藤さん(いいかっこしいともとれるが)、
真っ昼間から、仕事もしないで居間でTV見ていると思われたくなく・・・。
ところが、DVDを途中で止めた時に、
そこから見るにはどうしたらいいかと悩みだし、
「途中でとめて、そこからまた見るにはどうしたら・・・・」
と、電話で聞いたり・・・。
なかなか現代的な休日を過ごされた光藤さんのようでした。
さて、こういう暴露記事を書いてばかりいると、
光藤さんをはじめとする、ネタ提供してくれる、
貴重な人材の口が堅くなるといけないので、
このへんで、器の話題を少し・・・・いえ、しっかりお話します。

粉引の器は人気があるますが、
汚れると思われているのは悲しいですね。
確かに陶器は使うことで、侘びて行く美しさを持っていますが、
汚れと侘びは似て非なるものです。
器は美味しいそうでなければならないからです。
もちろん光藤さん粉引も侘びて美しく、ますます美味しそうになります。

時折、耳に入るのですが、
使う前に、米のとぎ汁や小麦粉をいれて煮ると汚れにくいと、
器の本やWEBに、知っておくと良い知恵のように書いてあったり、
作り手や店でお話されていると聞きます。
もしそうしないとならない器なら、
作り手やお店で、はじめから煮ておいて、
お客様にお渡しすればいいのではないでしょうか。
粉引などの土ものは、使うたびに水や湯をくぐらす優しさがほしいですね。
そんな心のゆとりが必要だからこそ、
茶の湯などでは理解をもって使われていたのですから。
心は貴族で、使って頂ければ、
必ずその見返りの侘びる美しさを手に入れられるはずです。
そのあたりに興味をもっていただければ、
過去の記事を参考にして頂ければ幸いです。
「光藤さんの粉引」
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-259.html
「使い始めはどうしたらいいですか?」
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-299.html
「焼いてあるから煮なくてもいいです」
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-264.html
「汚れと侘びるは違う」
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-47.html
「粉引のはなし」
http://utuwaya.blog74.fc2.com/blog-entry-305.html
甘庵
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