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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

使うことで・・・

昨日工房に戻られた光藤さんから、
無事に着いたとわざわざ電話をもらいました。
2日間いろいろ話したの、小一時間も長電話してしまいました。
もらった電話なのにね~。

話題の中に、日本の器って使うことが基本。
それは、国宝として伝承されているものでも。
未だ使われているものさえある、
これはもう、日本ならではの文化。

mtfj940.jpg
刷毛目平鉢 炭化
 
「焼き上がって終わりではなく、観葉植物のように育ててくれたら」
という光藤さん。

「焼いて綺麗に出来たらそれでいいって思っている人案外多いけど」
と、どうも作り手を含めてのことのようです。

そうなんです。ぼくはお客様に、
侘びて行く土ものは特に、こうお伝えしています。

染め物をするときに、
乾いた布を染め液にいきなり浸すことはないですよね。
水を通し絞ってから浸すのは、
染めむらをなくすためです。
同じような気持ちで、器も自分色に染めていくと思ってください。

土ものは使うことで色つやが変わります。
粉引など土ものは使うときに、水や湯にくぐらせてもらうことで、
急激な汚れや、匂いが着くことを軽減出来ます。

mtfj924.jpg
朝鮮唐津片口鉢

茶道の作法でも、そうするのは、
器を温め、茶筅の痛みをチェックし、
茶筅を柔らかくするのは、
目の前のお客様に一杯の美味しいお茶を点てるためですが、
それだけでなく、数年、数十年、あるいは数百年先の、
器を手に取る人のためにと深~い考えの所作。

光藤さんは、器を手に入れた方が、
使っていってくれることで、
可愛がってくれることで、
器として育っていくと考え、
育っていく、使うことで美しく侘びていく器を、
目指して仕事をしているそうです。

そんな光藤さんの器のファンから、
「使ってよかったから・・」
「違う器もほしくなって・・」などと言う声を、
多く聞かれることをお話したら、
「そういってくださるのが何より」と、
大変嬉しそうにしていました。
声を聞かせいただいた皆さんに感謝です。

               甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

作り出す器は分身

はぐみさんの言うとおりですね。
器は作り手の分身で、気持ちを込めて作られたものは、
何かが違います。
テクニックが上手いだけでは、心に響かないんです。
作り手はお金に換えている以上は、
プロとしての技術は当たり前。
でも、人柄やキャラは別物なので、
ぼくが、おつきあいするか否かの判断は、
たぶん作り手の人柄かもしれません。

器はつくられるときhttp://blog74.fc2.com/image/icon/e/51.gif" alt="" width="14" height="15">つくり手の魂が吹き込まれるから生きてるんだよね。生き物だから育つんだよね?http://blog74.fc2.com/image/icon/e/710.gif" alt="" width="14" height="15">http://blog74.fc2.com/image/icon/e/374.gif" alt="" width="14" height="15">http://blog74.fc2.com/image/icon/e/708.gif" alt="" width="14" height="15">

  • 2007/01/30(火) 22:33:42 |
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