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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

大歓迎の質問コメント

コメントに山桜さんから質問がありました~。
いや~嬉しいんです。
何よりまずお話するネタになるし、
うつわ好きとはいえ、
ついついひとりよがりな、
わかりにくい書き込みになってしまっているのではと、
心配をしてはいるので、
こうした質問は、とっても勉強になります。
ぜひぜひ、みなさんもお気軽に質問を書き込んでくださいね。

さて質問ですが、
「突然ですが、2/6のブログに出てきた「安南手」は何て読むのですか?素敵な猪口ですね」
はい、答えさせていただきます。
「安南手」は「あんなんて・あんなんで」と読みます。
安南は今のベトナムあたりのことです。
やきもの「安南」は、下絵(釉薬の下に書くこと)のゴス(呉須=やきものの青い絵の具)が、
滲んだ表情が特徴を景色として茶人(桃山時代から)に愛されて、
今日にいたります。
この手法が日本に定着して、安南手(あんなんて)、絞り手(しぼりて)などともいわれます。

mitufuji158.jpg


安南(ベトナム)も中国文化圏だったようで、
中国の青華(日本では染め付けといいます)のまねというか、
当地で作ったところ、材料や技術の問題で、
滲んだ染め付けになってしまいがちでした。
いわばB級品ですが、桃山時代の茶人たちには、
侘び寂びの感性から、そこが景色(チャームポイント)として好まれ、
なぜか日本に、そのまま手法として(わざと滲ませて)、
作られ続けております。

fujita995.jpg

関西などでは、「この絞りでよう泣いているな~」
と、にじみ具合を、泣くと表現しています。
そういえば、滲んだマスカラぽいかもしれませんね。

fujita008.jpg

いかがでしょうか、山桜さん、
おわかりいただけましたか。

さて、次はどなたが質問していただけますか。
楽しみにしていま~す。

参考にしてください過去のブログです:どこかアンティーク

                   甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

笑うと怒る

山桜さんこんにちは
安南はおっしゃるようにどこか異国の香りが・・・。
きっと昔の人々にとってはもっと、そう感じたのでしょうね。
笑っている器や怒っている器ということですが、
ぼくの不勉強か思い当たるところが浮かばないのですが、
使う側にとって良い器というのは、
使うことで「ニタニタ」したり「微笑んでしまう」、
そんな器ではないでしょうか。
橋渡しのぼくとしては、そういう器と出会っていただけるようにして行きたいと思っています。

ありがとうございました

安南って、ベトナムのことだったんですか!
そう言われると、なんとなくエキゾチックな感じで、少し寂しげですね。そこがくすぐられますね。
「泣いている」というのもおもしろい表現だなぁ。「よく笑っている」、「よく怒っている」器もあるのですか?

  • 2007/02/21(水) 16:36:37 |
  • URL |
  • 山桜 #-
  • [ 編集]

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