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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

侘びる金物

昨日ご紹介した荒川さんのスタンドも、
今日ご紹介する荻窪「銀花」オリジナルのスタンドも、
台の金属部分に塗装をしてません。
それは、時間とともに、金属部分の表面が酸化していき、
落ち着いて、侘びた良い色になることをねらっています。

lamp187.jpg

このスタンドのベース部分と支柱のパイプは真鍮です。
シェードを受ける碗形の金物は銅打ち出しです。
無塗装なので、少しずつ空気に触れていくうちに、
アンティークのスタンドのような色合いに変わっていきます。
もちろん、こまめに磨いて、
真鍮や銅の煌めきを楽しむことも出来ます。

lamp220.jpg
↑これは新しい台で、鏡面のように。

lamp221.jpg
↑こちらはプロトタイプで見本として掃除もしないで起きっぱなし。

ベースは手作業のへら絞り(スピニング加工ともいう)で一つずつ作り出しています。
形に回転する真鍮板をへらで押しつけて成形するのですが、
アルミや鉄に比べて、粘りの少ない真鍮は、
より職人技を必要とします。

lamp222.jpg
↑これは見本のスタンドの銅打ち出し部分

lamp218.jpg
↑こちらは今年の出来たて。

銅打ち出しの部分は、
ヤカンや鍋などを打ち出しで作ってくれる堀内繁樹さんに、
作ってもらっています。
形は同じにしないとシェードや電球が入らなくなってしまうので、
ぴたりと同じに作ってもらっていますが、
せっかく手作業で打ち出しているので、
槌目は気分でひとつずつ変えてもらっています。

lamp216.jpg

そしてシェードは毎年「巳亦敬一 彩りガラス展」を、
開催してくださる、人気の作り手巳亦敬一さんが、
作ってくださっています。

こうした匠たちの技が引き立てあって、
一つのスタンドが出来ています。
工芸というのはこういったコラボレーションの掛け合いと、
美しさを楽しめるものです。

             甘庵


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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

1+1は2以上

ものつくりの世界では、波長のあう1と1の和は、
2以上になるが普通。
凄く良ければ、2とか3とかの数字ではない、
別なものにも変わることがあります。
1+1≧2となりますね。

コラボる

お互いを打ち消さず、尊重しあえるから、そこにはすばらしいコラボレーションが生まれるんですねhttp://blog74.fc2.com/image/icon/e/446.gif" alt="" width="14" height="15">

  • 2007/02/25(日) 23:15:56 |
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