電球とろうそくを光源にしています。
消費電力やコストからは、どちらも能率的ではないのですが・・・。
蛍光灯にはない魅力があります。

正確な色をゆがめる赤い光なのにどこか落ち着くのは、
色が暖色というだけではなく、
もともとが燃えることから、明るさや暖かさや安全や調理まで手に入れた、
火に、由来しているのだと思います。

そこで、電球色の蛍光灯も発達してきているのでしょう。
省エネとしてはかなわないのですが、
電球だからこそという点では、
優秀な技術から生まれた蛍光灯でも、どうして出来ないことがあります。

電球の光には陰影を生み出す力があるのです。
これは有る意味では手暗がりができるので、
仕事や作業の場所としては、作業能率としては良くないかもしれませんが、
自宅やプライベートな空間で、
食事をしたり、音楽を聴いたりと、
心をほどく時には、陰影の有る空間の方が、
ずうっと心和むはずです。
うつわや、工芸品の美しさを鑑賞するにも、
好ましいと思っています。
それは、お酒やお茶やゆっくり食事するお店での、
照明演出を思い浮かべていただければおわかりだと思います。
自宅にいても自室にいても、
電球のあかりと、それを灯す人の手で生まれた照明器具を、
一つ灯す演出だけで、変えることができます。
ぜひぜひ、お試しいただきたいと思っています。
甘庵
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