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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

えぇー天然なんですぅー**

細かい泡が立って美味しいビールが飲めるカップと、
研がれた米と美味しい水で作られた美酒を注ぐのにぴったりの片口。
どちらも、伊豆天城の天野雅夫さんの作品です。
片口が青いのは一目瞭然ですが、画像ではわかりにくいのですが、
ビアカップも光の加減で紛れもない青が見えます。
実はこれは同じ伊豆の土から作られているそうです。
どちらの青も、天然の土が青い色を持ているんです。
天野さんの言葉をお借りすれば、火山や温泉のいたずらかも。

izublue.jpg


片口がわかりやすいのですが、
釉薬は透明から少し乳濁する釉薬で、色釉ではありません。
土のなかの青い成分であるコバルトと釉薬が反応して、
青い色を引き出すように焼いています。
もちろん、発色出来るようになるまでには、
天野さんの研究と焼き方の工夫があって、出来上がった仕事です。
同じように、ビールカップもただ焼くのでは、
鉄の茶や黒が勝ってしまうことが普通なので、
コバルトの青を発色させる焼き加減が難しいようです。
とはいえ、天野さんが工夫して作り出し、
イズブルーと名付けたこれらの仕事は、天然の土があってのこと、
この土は、通常の土の数千倍のコバルトを含有しているそうです。
うーん、陶工は土の語りかけが聞こえるのかもしれませんね。
陶工と天然との関わりには深い物がありますね。

                閑庵

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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