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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

藍色の効用

藍は、江戸になって庶民の衣服の中心になった、
木綿を染めるには適した染料で、
しかも、布を長持ちさせるためと、
高温多湿の日本の風土には、
目に涼しい藍色は好まれ愛されて、
もっとも一般的な染料として自然に繁栄したいっただと、
ぼくは、そう解釈しています。

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そんな藍には、伝説めいた話を良く聞きます。
マムシや虫よけになる・・・。
さて、どうなのでしょう?
いずれにしても、ぼくは幸いマムシには、
そうそう逢う機会なさそうなので、
どちらでも・・・いいかな。

火に強く、火消しの装束が藍染めだった・・。
これも真意のほどはともかく、
前に森さんが、藍は粒子なので、
木綿が燃えても、そのまま残りますよ。
って、藍の染めの端布を灰皿の上で燃やして、
確かに、木綿の繊維が綺麗に燃えてしまったあとに、
藍色の粉が残りました。
それが藍の粒子だそうです。

この藍の粒子が、
電磁波よけになるなどという話も聞いています。
この方が、マムシよけよりは、
身近な話として聞けるかもしれませんね。


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毎年今頃の蒸し暑い時期に、
森さんの個展が恒例になっています。
蒸し暑さの中、お出かけくださったお客様たちの入ってきて、
「まぁー涼しそう」というの第一声を良く聞きます。
やはり藍は、目に涼しい色合いなのでしょう。

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藍は淡い色合いの浅黄から、濃い色合いの紺まで、
たしかに波長の短い寒色系です。
波長の長い遠赤外線の逆側ですから、
涼しい・・・・という事になるのでしょう。
そんなちょっと科学的なことを、
私たちの先人たちは、感性で藍を夏の色として、
耐暑のアイテムの一つとして選んでいたのでしょうね。
それでも、手で染め上げている手あとから、
涼しげでありながら、冷たい作品にはならず、
心には温もりをくれます

         閑庵

テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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