FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

粉引の善し悪し

朝鮮半島で粉引が生み出されたのは、
白い物が好まれ望まれた背景があるようです。
土ものでも白く焼き上がることで、
粉引は喜ばれたのですが、
使うことで変わっていってしまうことから、
嗜好は磁器へ写って行きました。

半島の文化では、使って行くことで変わる様は好ましく思われずに、
すたれてしまいましたが、
伝わって来た日本で、侘び寂びの文化に受け入れられて、
日本各地ではぐくまれていきました。

茶道の手前で、茶を点てる前に碗の湯を注ぎいれるのは、
碗を温め、茶筅の状態を調べ整えるのが、
目の前の客へ、一杯のお茶を美味しく点てるための配慮ですが、
同時に、10年先100年先の碗で茶を飲む人が、
心地よく侘びていって碗を手にするための配慮です。

粉引は素地とガラス質の釉薬の間に、
白い化粧土の層があります。
この部分に、湯水や茶が入り込んで、
侘びた変化を見せていきます。

半島の文化のように、
粉引に、白さが変わらずにいて欲しいと望むのは筋違い。
その時は変わらない白いやきものを選択すべきでしょう。

kesan171.jpg
光藤佐粉引片口鉢 26×28.5cm高さ10cm
20000円が25%引きで、15000円に。

変わる様、侘びる様を由とできるなら、
粉引は良きやきものとして受け取られることでしょう。
でも、変わる様、侘びる様を受け入れがたければ、
粉引は悪しきやきものとして拒否されることでしょう。

kesan172.jpg
光藤佐粉引大鉢 径27.5cm高さ8.5cm
20000円が25%引きで、15000円に。

粉引を自分色に染めていくには、
使う優しさと、理解が必要ですが、
使い出す前に、デンプン質いれて「煮る」などという過剰な手間は、
全く必要ありません。
煮てもかまいませんが・・・。
煮て目止めをしなくてよいものを、ぼくなら選びます。
煮物ではなく焼き物なのですから。

kesan170.jpg
信田勝馬粉引皿  
左:径24cm高さ4cm 7000円が25%引きで、5250円に。
右:径20.5cm高さ3.5cm 5500円が25%引きで、4125円に。

ついでなので・・・・、
1200℃の高温で焼いてできた焼き物を、
100℃前後で煮て丈夫になるということは、
考えられないことといって良いと思います。
煮沸消毒の効果はあるとしても、
やり方では弊害や破損さえ考えらるます。
ご注意を!!
    
             甘庵


皆様のクリックは励みになります。

人気blogランキングへ

にほんブログ村 美術ブログ

bloog.jp へ

ご協力ありがとうございます。


テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

壊さない限り

やきものは永遠です!!
洗い方などのタイミングをつかんで、優しさがあれば、
器は酸化しにくく、紫外線におかざれず、
水にも熱にも強く(ただし、吸熱急冷は×)
そして、匂いも汚れも付きにくいです。
身近な食器としても、一番使われる素材です。

目玉商品</a

優しく使って、侘びさびを楽しめてhttp://blog74.fc2.com/image/icon/e/814.gif" alt="" width="14" height="15">10年、100年使えるってhttp://blog74.fc2.com/image/icon/e/451.gif" alt="" width="14" height="15">すごくな~い。そんでもってプレミアなのにお買得http://blog74.fc2.com/image/icon/e/734.gif" alt="" width="14" height="15">

  • 2007/05/07(月) 08:47:53 |
  • URL |
  • はぐみ #-
  • [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/743-19392ffb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)