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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

暮らしのクールビズ

暑いですね。
湿度がある日本の夏が過酷なのには、
定評がありますよね。

この過酷さを少しでも和らげようと、
様々な工夫がなされてきました。
物理的に理にかなったことや、
気合いや、気持ちや、イメージに依存することまで。
先人たちの、酷暑を前向きにとらえての対応には、
感心しますねー。

”打ち水” 
先日東京で、大々的計画されましたが、
これは、気化熱で気温が下がるために、
なかなか効果があるそうです。
目にも涼しいですよ。

”よしず”
西日など、日が傾くと家の中まで日差しが入ってきたり、
建物の外壁が暖まると、
夜になって気温が下がっても、
建物の輻射熱で暑い夜になりすが、
西側などによしずを立てて、
直射日光を遮ると、ずいぶん違います。
エアコンの室外機を直射日光から守ると、
熱交換率が良くなります。
83.jpg


”風通し”
細工のある建具や、窓の配置などで、
通風の流れを閉ざさない工夫が、
個室で仕切る現代の間取りと違い、
家中の空気が流れていることで、
外気が入り内気が出て行き、
夜の外気温度を上手くとりいれていたのは、
クーラーに頼れないからですね。

と、物理的にも納得のいく、
気温を下げる工夫があったと思います。
暮らしのクールビスですね。
理屈的は、気温は下げませんが、
心のクールビズもいろいろありました。

たとえば“うつわ”選びなどので、
水や氷をイメージ出来るガラスの器に、夏季の季節感をあてはめて、
見ためや、材質感から、涼を呼び込もうとする。
知恵なのでしょね。

ガラス以外でも、お約束の夏の器がありますよ。
焼きしめの器に水を打ったり、水につけて、
清涼感をイメージさせたり、
同じように黒い漆器に露をうったり。
清涼感のある青磁、青白磁(せいはくじ)、染付け(そめつけ)。
といった、磁器を効果的に使ったり。
  
形も口が広く浅いものが、深いものより夏向きでしょう。
そんな鉢に、水をはり一枝の緑を添えるだけでも、
涼しさは演出できます。

木地のままの器も水になじみ、
清涼感をイメージしやすですね。
ヒノキやさわらの桶や曲げわっぱ。
青竹、竹篭などの籠類。
麻織物、藍染めの布。

絵柄にも夏の季節感を盛り込むことで、
直接的な涼しさをイメージするわけではないのですが、
夏を楽しみ、めでることで、取り込む、
暑気ばらいの心意気かもしれませんね。
昔からの図柄なら、水にかかわるもの・・・。
でもいまどき水車っていてもんねー。
見たことないもので、涼感をイメージできませんよね。
ごく普通に自分でイメージできる図柄なら、何でもいいんですよ。
水玉でも沢ガニでもヨットでもね。
簡単なのは季節の花。これは好きなもので良いですものね。

”しつらえ”でも工夫が出来ます。
レイアウトも盛り付けも、少しゆったり。
テーブルの上の器の数を減らして、軽やかなコーディネイトを、
心がけましょう。
盛り付けは大きめ器に、ゆったりと中高に盛り付けましょう。
(なかだか:うつわの中央に盛り上げるように盛ること)
器のふちや隙間を空間を楽しむように、
ゆったりと盛り付けてみてください。

うん、出来れば周りの調度品もゆったりと。。。。
これ、なかなか難しいのか現状ですが、
それぞれの状況に合わせるにしても、心がけたいことです。

さてさて、夏が本格的になってきました。
暮らしのなかでのクールビズ見直してみましょう。

           閑庵

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