FC2ブログ

うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

漆仕上げのQ&A

今日までの「匙と箸展」で、
漆仕上げの匙や箸への、複数のお客様からの同じ質問を受けて、
ぼくには意外なのと、やはり漆への誤解が多いのだなーと感じました。

そこでそのうちに特にお知らせしたい2つの質問に、
答えておきたいと思います。

Q:漆仕上げの洗い方は?手入れは?
A:普段の他の食器の洗い方と一緒で結構です。
汚れたら、柔らかなスポンジなどに中性洗剤をつけて洗い、
身体のために良く流し、強いて手入れということなら、
洗ってすぐに拭いてしまいましょう。
洗い籠などに入れておいて、堅いやきものの高台などでこすられると、
擦り傷になるかもしれませんから優しさや工夫をしてください。
ぼくは匙などだけでなく、漆器は後に洗い先に拭きます。
毎日使って、ばんばん洗って、ぱさついて来たと感じたら、
年に一度か二度、一番絞りの油や、ピュアーオイルを塗ってあげ、
一呼吸おいて、良く吹き上げてください。

Q:漆仕上げの扱い方や注意点は?
A:中身が木だということ忘れずにいてくだされば、
特に注意はありません。
その意味で、食洗機の乾燥や、
お日様に長く当てると、木には乾燥しすぎてよくありません。
木が燃え出すような事も当然いけませんが、
熱いスープやおじやなどの中は問題ありません。
漆は合成塗料より遙かに熱には強いからです。
落としたり削らない限りそうそうはげる事などもありません。
でも塗料ですから、堅い物との摩擦やこすられる事には弱いです。
使う事ですり減ります。
逆にいえば、減るほどまで使えると言うことです。

木の好きな私たちの先人が、
木の感触を残しながら、白木より、
汚れず、使い安くするために漆を塗りました。
ですから、漆で仕上げたものは、
気楽に使っていただけるのが、本来の姿です。
木の柔らかさと、暖かみの感触を失わずに、
使い安くした漆仕上げ、漆器の匙や箸は、
使って頂ければその良さを楽しんでいただけるものです。

         閑庵

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://utuwaya.blog.fc2.com/tb.php/88-175e513a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)