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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

重ね焼きの面取り

稲垣明子さんの器の印象は、磁器と言う方が多いようですが、
土ものの仕事がまた良いんですよ。
その一つに面取りの仕事があります。

inagaki272.jpg

この面取りは、少し柔らかい内に、
包丁でザクザクって、面を取るそうです。
穴が空くことがあっても、スピーディに勢いのある、
面取りが、力があってシャープな稜線が得られるそうです。

inagaki273.jpg

このシリーズは、化粧土や金属で色調を整えたりして、釉薬を掛けます。
焼成するときに、手間はかかりますが重ね焼きすることで、
スペースを稼ぎ、重なり向かい合った器の中外が反応しあって、
窯変に似た景色を出したりします。

inagaki271.jpg

窯詰めするときに、高台に三個のトチン(粘土のツメ)を置いて、
画像の上のように、入れ子になるように重ねていきます。
重ね焼きは、釉薬を掛けて焼く前からある、古い方法です。
稲垣さんの器は近代的な方法の窯と手法から生まれていますが、
こうした、古めかし方法を取り入れることで、
手仕事の匂いを、魅力的に引き出しています。

             甘庵

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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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