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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

削られた肌が美しい

漆器の多くが木胎といわれる、
木の素地に漆を塗り重ねたものです。

木の素地作りはロクロで挽かれたものが中心です。
ロクロは手早く能率的で、普段使いには勝手の良い、
丸い平面を作り出せるからです。
椀や鉢や盆の多くがこの方法で生み出せれています。

用途が少し特別な形や、
他の手作業を加えたものは、
日常の食器より少し華やかなもの、
晴れの器に多く見られます。
また、手を加えることで、
「ひとつだけ」というの個性を引き立てることにもなります。

urushi561.jpg
面取鉢 ケヤキ 25200円
径31cm 高さ8cm 

松室裕重さんの鉢は、
ロクロで挽かれたケヤキの鉢の側面を、
大胆に面をとることで、ロクロで挽かれた質感とはまた違った、
力強いケヤキの素材感を引き出しています。

urushi441.jpg
隅切り鉢 楓 40000円
□24cm 高さ4cm

太田修嗣さんの角平鉢は、
ノミで繰り出された、シャープで彫刻的な表情を持ちながら、
凛とした気品を兼ね備えた上質感を漂わせています。

刃物で削ることが出来る、木という素材の、
削られたまま肌を活かすには、
品を失わない感性が必要です。
それには、作り手の力量である、
木との会話をぼくらにわかりやすく聞かせてくれる、
巧みな技の裏付けと、作り手自身が品性と感性を、
兼ね備えていてこそだと思います。

甘庵

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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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