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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

橋渡しを続けると・・・

「日常の漆器展」も今日までとなりました。
ご紹介した漆器は、日常の中で使いやすく、
気兼ねなく使って欲しい漆器をならべました。

urushi445.jpg

お椀のように身近な器なら毎日のように使ってこそ、
その良さも楽しめて、使いやすいことが、
当たり前のことなのですが、
誤解も多い、漆器という関門があるようで・・・。
その誤解を解いていただくには、
使って頂くの一番と、店を始めた当初から、
橋渡しをしてまいりました。

そのためには、綺麗に塗ることより、
使いやすく、丈夫に塗られたことを第一としています。
省くべきところは省き、
長く使うことで満足いただける漆器をと、
セレクトし、橋渡ししてきました。

urushi433.jpg

今年は数件のメンテナンスがありました。
25年使った5客組懐石椀のメンテナンスを受けて、
お時間をいただきましたが、先日お納めしたところ、
ご覧になったお客さまが感嘆の声をあげられ、
大変に喜んでくれました。
安価ではない価格ですが、
椀と蓋の10パーツを、傷や傷みの度合いから、
作業は色々でした。
傷が深いと、下地まで丁寧に落としてから、
長く使っていただいている表情に近づけるようにと、
心がけて塗り直してくださいました。
新しく作った方が早そうな手間のかかる作業です。

また、別の方は、10年目で、
擦り傷が激しいので、メンテナンスを依頼され、
同時に、「自分だけ違う」と不満を漏らしていた、
増えた家族のお子さん用にと、
現在作っていない椀でしたが、
作り手が快く作ってくださいました。

どちらも、椀を手放した作り手が、
使ってくださる方の愛情を感じとれる仕事だからこそ、
手間や儲けを考えずになさってくれます。
「銀花」でも送料以外は頂かないようにしています。

やきものの飯碗に比べれば、
高価になるお椀ですが、
こうして再生することも可能ですし、
そうしたくなる愛着もわいてくる器だと思います。

                 甘庵

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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

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