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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

徳利のひらきは片口

光藤佐さんの個展後半に届いた、
ちょっとユーモラスに感じる片口をご紹介します。

mitufuji135.jpg
右:刷毛目片口 大 8500円
W15cm D12.5cm H7cm
左:刷毛目片口 小 6000円
W13.5cm D11.5cm H6.3cm


この片口の作り方は・・・いえ、レシピは、
ロクロで活きの良い徳利を挽きだし、
まだ、堅く乾燥してしまう前に、
口から尻にかけて縦に、糸で二枚におろします。

mitufuji134.jpg

手で持てる程度に身が締まったときに、
座りの良くなるように、
ひも状にしたとも土をドーナツ型にして、
腹に手早く丁寧に取り付けます。

そのあと完全に乾く前に、
用意した化粧土を(分量はお好みで)、
手製の藁束の刷毛で、美しく美味しそうに、
勢いのある刷毛目を挽きます。

その後は良く乾燥させて、
天然国産灰を中心にして合わせた灰釉を施します。
この時に、ひらきの本体を安定するところで持って、
釉がけするのですが、指跡が景色として、
ご馳走になるような配慮を忘れずにすることがポイントです。

mitufuji133.jpg

さて、焼きですが、
基本は還元炎で、しっかりじっくり、
中まで焼き上げ、釉と土が絡み合い、
陶器の旨味をしっかり出し切るように焼きます。
ただし、ただ温度を上げるだけでは、
無機質に、また身が固く、味気ない仕上がってしまいます。
土味の柔らかさを失わない工夫が、
美味しい仕上がにとって、大切なポイントです。

こうして、光藤さんの片口、
李朝風徳利のひらき刷毛目片口の出来上がりです。
酷のある純米酒や、冬ならではの濁り酒なども、
冷えた体に染み渡り・・・よろしかと思います。
冷え込んでいる毎日です。さっそく今晩のレシピにいかがでしょう。

                    甘庵



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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント

寒い毎日ですね

体の温まるお酒や、飲み物が、
何よりのご馳走の季節ですね。
冷え切ってしまうと、熱燗が欲しくなるこのごろです。

開き

鯵の開きで熱燗http://blog74.fc2.com/image/icon/e/400.gif" alt="" width="14" height="15">きゅっhttp://blog74.fc2.com/image/icon/e/446.gif" alt="" width="14" height="15">

  • 2008/01/17(木) 09:35:19 |
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